「深川を描く」と題して、横長の絵を1枚と小作品を1枚、展示しました。
「辰巳の蝶」
辰巳芸者がアンニュイに寝っ転がりながら、長煙管で煙草をのんでいます。
ぼんやりと思うのは、深川の日常…

絵が長すぎて細かいところが見えないので、細切れでご紹介します。
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あさり漁

深川といえば深川飯。みそ汁ぶっかけあさりご飯ですが、池波正太郎/著「剣客商売」に出てくる深川飯らしきものは、『刻んだ大根とあさりを薄めの出汁で煮て、ご飯にかけまわす』というものが出てきます。
池波の登場人物はこういうご飯を立て続けに3杯くらい食べちゃうんだ。
木場職人、松尾芭蕉

明暦の大火のあと、深川は材木の街となりました。
江戸は火事ばかり起こってたので、木材商人はもうかる事業だったみたい。
松尾芭蕉は日本橋から深川に移り住み、奥の細道もここから出発しました。
髪結い伊三次

深川の展示の絵をどうしようか悩んでいた頃、近所のおじさんに薦められて読んだ宇江佐真理/著「髪結い伊三次捕物余話」。ストーリーは捕り物でありながら、辰巳芸者と髪結いの男の恋路がベースになっています。
煙管の芸者の目線が彼に向いているのはそのためです。
ちなみに、芸者のさしてる櫛の柄は「花水木」です。
辰巳芸者

地味な着物に男物の羽織をひっかけ、冬でも裸足で座敷にあがり、男言葉に気っ風の良さが売りの辰巳芸者は、江戸の粋の象徴として語られる事が多いです。深川芸者、羽織芸者とも言い、吉原芸者の対局にある存在です。
長屋のどんちゃん騒ぎ

「江戸深川資料館」にある「町」を訪ねる度にあれこれ妄想する長屋の暮らし。
芸者の来るお座敷なんかとは対照的に、怠惰で享楽的なバカ騒ぎ。
つまみは里芋の煮っころがし、酒はまずい下級品。貧しくても楽しそうな庶民の強さ。
遠山金四郎景元(遠山の金さん)、長谷川平蔵(鬼平)、葵小僧


長谷川平蔵の住居は本所深川にあったのですが、同じ場所に数十年後、何と遠山景元が住んでいるのです。
葵小僧は長谷川平蔵が捕えた、今で言う連続レイプ強盗殺人犯です。葵の御紋の提灯を持ち、つけ鼻をして犯行におよんだとか。捕らえられたのは練馬の方だそうですが、特徴的な悪者なので登場させました。
つけ鼻を「ヒゲメガネ」にして遊んでいます。
「判じ絵」
読み解きのヒントを出していましたが、わかりましたか?
私が知ってる内では、ノーヒントで正解したのはイラストレーターMさんだたひとり。

鮫(フカ)の皮 + いっぷく
ふかがわ いっぷく 深川いっぷく!
テーマは「深川を描く」なので、ふかがわを描きました。






